水田玉雲堂

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茶人にも愛される上品な煎餅です。

    軽やかでやさしい甘みが菓子の原型を伝える

    サクッとした食感と、ほのかな甘み。一枚一枚手焼きで焼き上げる唐板は、素朴にして上品な煎餅。創業から1942年までの四百六十有余年は、上御霊神社の境内に茶店を兼ねた店を構えていたという「水田玉雲堂」。「戦争がきっかけで神社の外へ店を構えることになって、おばあさんの隠居所を店に誂えました。「大正末の建物なので、その当時の流行でランプシェードの名残りがあったり、棚が東屋風だったりと和洋折衷です」と当代の妻・千栄子さん。扱うのは唐板だけ。若くして跡を継ぐことになったご主人が試行錯誤を繰り返しながら、繊細な味を守り続けてきました。「水分を少なくすると焼きやすいけれど自然な景色が出ない。かといって水分が多すぎては焼き上がりの食感が違う。そんな具合に、季節や温度ですべての加減が異なる唐板を焼くことは日々挑戦です」。渾身の力を込めたひと品には、余分なもののないミニマムな空間がしっくりくるのです。

    撮影/伊藤 信、取材・文/大和まこ
    『婦人画報』2016年8月号 「感動の京都」掲載

    INFORMATION基本情報

    店名 水田玉雲堂
    店名(ひらがな) みずたぎょくうんどう
    住所 京都市上京区上御霊町394
    TEL 075-441-2605
    営業時間 9時~18時
    定休日 日曜、祝日
    予約
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    コメント 唐板は50g袋入り700円(税込)~

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