あつあつを甘辛いたれでいただく厄除け餅
「やすらい祭」で知られる古社・今宮神社の門前で、400年余り前より営む「かざりや」。同店名物のあぶり餅は、疫病が蔓延した際、厄除けに出されたことに始まります。つきたてのお餅を竹串に刺し、備長炭の炭火であぶって甘辛い白味噌のたれをからめたこの厄除け餅は、あとを引くおいしさで、お代わりをする人も少なくないそうです。地元の人たちに世代を超えて愛されている伝統の味を、築100年以上の風情ある店内で楽しみましょう。
『婦人画報』2012年2月号 別冊「京都の神社」掲載
INFORMATION基本情報
店名 | かざりや |
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店名(ひらがな) | かざりや |
住所 | 京都府京都市北区紫野今宮町96 |
TEL | 075-491-9402 |
営業時間 | 10時〜17時 |
定休日 | 水曜(1日、15日、祝日は営業 翌日休) |
予約 | |
URL | |
コメント | 今宮神社からすぐ。おみやげ1,500円(3人前)〜。 |
婦人画報編集部
取材メモから
地元・西陣では、今でもお祝い事やお祭りのときなどに、あぶり餅が厄除けの縁起物としてお饅頭代わりに用いられているそうです。