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編集部おすすめの京都

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京都の人が心待ちにする風物詩

夏の京都といえば、この和菓子

つるんとした食感、ひんやりとした涼感、そして見た目の美しさ。京都人がおすすめする夏の和菓子をお届けします。

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【御ちまき司 川端道喜】京都の夏の風物詩 食べる粽と飾る粽  

「水仙粽」は、「川端道喜」の名物の一つで、吉野葛に上白糖を加えて練り上げ、笹の葉に包んで蒸したもの。笹の葉を解いて広げてもなおその香りが粽全体を覆います。つるんとした喉越しは本葛ならでは。シンプルなだけに葛や砂糖、笹の質のよさが伝わります。祇園祭の期間中、山鉾でも粽は授与(販売)されています。それぞれの山鉾の名前が入ったこれらの粽は、食べるものでなく、厄除けとして玄関に掲げるもの。1年間掲げたあと、翌年に新しいものと取り換え、古いものは八坂神社に納めます。いずれの粽も、京都の人が「心待ち」にする、夏の風物詩です。

2016年05月17日掲載

御ちまき司 川端道喜

京都の夏の風物詩、食べる粽と飾る粽

1536年から明治初年までのおよそ330年間にわたり、道喜家より皇室に献上されてきた「御朝物」。これは応仁の乱の後、御所の財政が窮した折に、初代道喜が朝廷に献じ始めたものといわれています。中心にひと口大の餅を入れ、少量の塩で炊いた小豆を丸めたものは今でいうと野球ボールほ_どの大きさ。毎朝欠かさず、御唐櫃に入れて御所に届けられ、やがて「朝餉の儀」という毎朝の儀式に欠かせぬものへと昇華されました。川端道喜家は、記録上最も古い文献では、1512年の「室町幕府奉行人奉書」に「京餅座」の権利が保証されたものとして登場します。「道喜」とは、初代の居士(在家で僧籍にある者)としての名。利休とともに武野紹_から茶を学んだと伝えられる初代の名が代々の世襲名になりました。現在も、菓子司として、京都で催される重要な茶事を司る存在。宮中で折節に神への捧げ物として重用された伝統は、美しい粽や菓子の趣に表れています。土手素子さんが「夏の京都といえばこの和菓子」とすすめる「水仙粽」は、「川端道喜」の名物の一つです。吉野葛に上白糖を加えて練り上げ、笹の葉に包んで蒸したもの。笹の葉を解いて広げてもなおその香りが粽全体を覆います。つるんとした喉越しは本葛ならでは。シンプルなだけに葛や砂糖、笹の質のよさが伝わります。祇園祭の期間中、山鉾でも粽は授与(販売)されています。それぞれの山鉾の名前が入ったこれらの粽は、食べるものでなく、厄除けとして玄関に掲げるもの。1年間掲げたあと、翌年に新しいものと取り換え、古いものは八坂神社に納めます。いずれの粽も、京都の人が「心待ち」にする、夏の風物詩なのです。

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2016年05月17日掲載

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