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編集部おすすめの京都

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『ハーパーズ バザー』のエクスクルーシブな京都 旅プラン

京都、インスピレーションの旅

ジバンシイ メイクアップ アンド カラー アーティスティック ディレクター、ニコラ・ドゥジェンヌ氏が新製品開発の準備のためにこの春、京都を訪れました。ハースト婦人画報社が発行する女性ファッション誌『ハーパーズ バザー』が密着取材した、親日家・ニコラのディープな京歩きをお楽しみください。

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天ぷら 松  

もう一軒は、「天ぷら 松」。確かに当初は天ぷら屋で、「メニュー代わりにネタを引っ掛けていた」という釘の名残があるが、「お客さんが飽きないように」と旬の食材を用いたさまざまな料理を供するうちに、現在の懐石のようなスタイルへと変化。メニューのないコース仕立てで、食材がなくなれば料理も変わる。器には先代から買い集められた骨董品が惜しみなく使われ、現在厨房を仕切っている2代目は「ベージュ アラン・デュカス 東京」などで修業を積んだこともあり、洗練されたプレゼンテーションが目を楽しませてくれる。
 
 

2015年04月22日掲載

天ぷら 松

店主の素材へのこだわりをコース仕立てで味わい尽くす

 京都の食通が足繁く通う隠れた名店。口の肥えた常連客のリクエストに応えるうちにオリジナルな裏メニューが増え始め、いつしか今の懐石のようなスタイルが定着しました。各地から取り寄せた選りすぐりの素材を惜しみなく使用。先付から締めにいたるまで味はもちろん、見た目も香りも食感もすべてが最高の状態になるよう工夫されています。そして 「天ぷら 松」は、陶芸や骨董好きの人にとっても、垂涎の場所でもあります。好みの作家たちに店主自らオーダーしたというオリジナルの器で料理が供されるほか、器好きの常連客に限って特別に、北大路魯山人や、民藝運動を代表する陶芸家・河井寛次郎などの器がお目見えすることも。お店が所有するそれらの作品群は、陶芸好きで、作家たちとの交流もあったお母様から松野さんが譲られたものだそう。その一部は店内に飾られているので、料理と合わせてぜひ愛でてみたいところ。「家に帰ってきたような感覚で、ここを利用してもらえれば」と、長男の俊雄さん。工芸品に囲まれた落ち着いた雰囲気のなか、愛宕山や桂川の景色と絶品の料理で、心地よい時間を過ごせます。

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撮影/三浦哲也 『ハーパーズ バザー』2015年6月号掲載  2015年04月22日掲載

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