京都人のひとりごと

梶 裕子

うつわやあ花音主人

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南禅寺前に立つうつわを中心としたギャラリー「うつわやあ花音」主人。作家の皆さんとの交流、展覧会の紹介などを通じ、京都の時と季節のうつりかわりを愛でる心を伝えてくださいます。

レクチャーでお出しするお菓子を...

川端道喜

レクチャーでお出しするお菓子を頂きに川端道喜さんへ。
 
「今朝は手洗水の井戸に粽をお供えに行ってきたのよ」と奥様。
あ、主人に見せてもらった祇園祭の掛軸に描かれていた井戸のこと!
 
祇園祭の時、わずか10日ほどだけ開放されるという烏丸通のこの小さな井戸の井戸開きに、
瓜とトビウオと道喜さんの水仙粽と羊羹粽を毎年お供えするのだとか。
帰りに寄って見る。由来を書いた立て札には、かつてここには祇園社の御旅所があり、
祀られている牛頭天王に毎日この井戸水を霊水としてお供えしていたこと、信長の上洛に際し御旅所は移転したけれど、
この井戸の水は格別とのことで、普段は鍵をかけ、祇園祭の時のみ開けて皆にこの名水をふるまったことなどが記されている。
 
町内はビジネス街。今は町内の企業が交代でお世話をされているのだとか。時代は変わっても、
小さな神事が守られ続いていきますように。
 

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梶 裕子

うつわやあ花音主人

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京都の作家を中心に陶芸とガラスなどを扱うギャラリーを展開。ご主人は「梶古美術」の梶高明氏。

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