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KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2019

【KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2019】
 
KYOTOGRAPHIE開催中の京都では、会場案内のマップを片手に歩く人を多く見かけます。今年で7回目を迎えた京都国際写真祭は、ますますスケールアップするとともに、さらに独自色を打ち出したアートフェスティバルへと成長しています。作品の展示は新聞社の地下印刷工場跡地、老舗の建物、町家、そして点在するギャラリーなど多岐にわたり、ありきたりな観光ではたどり着かないであろう場所が主な舞台となっています。例えば金氏徹平氏のエキシビジョンは、京都新聞社の地下にある新聞印刷工場跡地で開催されており、新聞社へ足を踏み入れて地下の印刷工場に向かう、というそのプロセスもKYOTOGRAPHIEならではの体験といえます。普段は目にしない空間、そしてその場所を存分に活かすキュレーションは際立っており、非現実的な空間で作品を求めて歩くうちにふと、ここはかつて生産現場であり誰かの職場であり、まさに生きていたというリアリティに焦点が当たるような瞬間が訪れたかと思うと、次の一歩では色彩と音響の鮮やかさに心奪われてしまう、と感覚がめまぐるしく変化することに新鮮な驚きを感じます。また、明治 16 年に建てられた老舗とその蔵であった嶋臺(しまだい)ギャラリーではポーランドの新進作家ヴェロニカ・ゲンシツカの作品が西洋のヴィンテージ家具、ポップな色使いの展示空間を設えて展示されており、作品のもつ再構築の超現実的な歪みをさらに展示空間でも増幅させる構成となっています。展示会場を出て現実の街に戻り、次の展示会場へと向かうとき、わたしたちは新しい感覚で街を歩いていることに気づくかもしれません。KYOTOGRAPHIEが開催されているからこそ楽しめる京都が今、ここにあります。会期中の週末とゴールデンウィークには、KYOTOGRAPHIEのガイドによる展覧会ツアーが開催され、よりわかりやすく、示唆に富んだ解説でKYOTOGRAPHIEを楽しめる他、子どもや家族で楽しめる関連イベントも数多く企画されています。サテライトイベントとしてこれからのアーティストの誕生を期待する「KG+」も充実した内容で見応えがあります。新しい発見や交流を楽しみに、街に出てみませんか。
 
会期:開催中〜5月12日まで
会場/時間:各会場による
  
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