モダン京都

【12月・京都人のひとりごと】最先端の表現にも、京のDNAがきらり by小菅達之さん

ただ斬新なものにあらず。その奥に、脈々と続いてきた伝統や精神を確かに感じさせてくれるモノや場が、僕が愛する「京のモダン」。華道本能寺 若宗匠の中野天心さんによる生花店「BAIAN」。男性ファンも多い魅惑的なアレンジには、静と動、命の儚さと逞しさなど日本人の美意識が巧みに織り込まれています。俵屋旅館のカフェ「遊形サロン・ド・テ」は、まさに洗練の極み。古い京町家に、選び抜いてしつらえた北欧家具や骨董が見事。新旧の器でいただくわらび餅も絶品です。音楽とお酒でゆるりとくつろぐなら、「バーオイル」へ。ビル最上階を丸ごと改装した店内は開放感抜群! 古道具をオブジェに見立てるマスターのセンスと遊び心も見逃せません。

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BAIAN  

オーナーは「華道本能寺」の若宗匠。華道の哲学を軸にしながらも、果実や種子など多彩な植物を取り入れた、自由で前衛的なクリエーションが魅力。
 
■ BAIAN
tel.075-222-1181
11時~19時30分
水曜休み
 
○公式HPはこちら
 

2016年11月14日掲載

BAIAN

華道のごとく日本人の美意識を吹き込むアレンジメント

「550年の歴史をもつ『華道』の心を、次世代に伝えていきたい」というコンセプトのもと、華道本能寺 若宗匠の中野天心さんが営む生花店です。店内には、和花のみならず、枝物や洋花、多肉植物、珍しい亜熱帯の観葉植物がずらり。まるでスタイリッシュな植物園のように、多種多様の花々が並びます。男性ファンも多いという独創的なアレンジメントは、ときに果実や種子、ドライフラワーも織り混ぜながら、「静と動」「命の儚さと逞しさ」という、華道の哲学や日本人の美意識を巧みに表現していきます。店名は「白庵」とも記し、その由来は「無垢な精神で、真摯に花と向きあいたい」という想いから。大切な人への贈り物には、美しいジュエリーを選ぶように、「BAIAN」の花束を。心も暮らしも、より豊かになる花が見つかります。

BAIANの詳細をみる

『婦人画報』2016年12月号掲載 2016年11月14日掲載

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