モダン京都

【12月・京都人のひとりごと】最先端の表現にも、京のDNAがきらり by小菅達之さん

ただ斬新なものにあらず。その奥に、脈々と続いてきた伝統や精神を確かに感じさせてくれるモノや場が、僕が愛する「京のモダン」。華道本能寺 若宗匠の中野天心さんによる生花店「BAIAN」。男性ファンも多い魅惑的なアレンジには、静と動、命の儚さと逞しさなど日本人の美意識が巧みに織り込まれています。俵屋旅館のカフェ「遊形サロン・ド・テ」は、まさに洗練の極み。古い京町家に、選び抜いてしつらえた北欧家具や骨董が見事。新旧の器でいただくわらび餅も絶品です。音楽とお酒でゆるりとくつろぐなら、「バーオイル」へ。ビル最上階を丸ごと改装した店内は開放感抜群! 古道具をオブジェに見立てるマスターのセンスと遊び心も見逃せません。

『婦人画報』2016年12月号掲載 2016年11月14日掲載

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