感性が刺激される場所

【11月・京都人のひとりごと】古都には、自分と向き合える場所がたくさんある by八木隆裕さん

職人という仕事柄、気持ちをリセットできる場所や、先人が残してきた文化を感じる場所に心惹かれます。その一つが、桃山時代創建の「春光院」。静謐な庭に面し、風や草の息吹を感じながら坐禅を体験できる禅寺。「頭や心を空っぽにする時間を持つ」ことで、仕事への集中力がグンと高まります。海外バイヤーを案内することも多いのが「河井寬次郎記念館」。京都を代表する陶工の元自宅兼工房で、「生活の中にこそ美が宿る」という彼の哲学と京の美意識がシンクロします。煮詰まったときは「お茶と酒 たすき」へ。あたり静かな真夜中に、祇園白川のせせらぎを眺めながら食べるかき氷が最高のチルアウト。すーっと、頭が整理されていく気分になるんです。

『婦人画報』2016年11月号掲載 2016年09月28日掲載

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