盛夏の手土産

【8月・京都人のひとりごと】日常の味から贅沢な逸品まで by 浦沢美奈さん

うだるような暑さが続くこの時季は、夏のご挨拶、お中元シーズンでもあります。目上の方やかしこまった際にお贈りするのは、竹茂楼の「うなぎ茶漬け」。江戸時代に三条大橋付近に腰掛茶屋を開き、明治時代より川魚料理店として人気を博してきた料亭の逸品。舌の肥えた方にも喜んでいただける、ここぞというときのお品です。親しい方には、普段着の大好きな味を。夷川アグレアーブルの「コンフィチュール」は、フレッシュな清見タンゴールが絶品です。マーマレード好きの私のナンバーワンです。もう一つ夏の食卓の定番といえば、嵯峨豆腐森嘉の「からし豆腐」。ちょっと行儀が悪いのですが、ご飯にのせて、つぶしながらいただくのが美味なんです。

『婦人画報』2016年8月号掲載 2016年08月02日掲載

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