春を感じる場所「都をどり」

【4月・京都人のひとりごと】「京都に生まれてよかった」 春が訪れる度に心から思います by 井上安寿子さん

京都に春を告げる「都をどり」。毎年4月1日から30日までの1カ月間、祇園甲部歌舞練場で公演が行われます。桜の開花状況によってお客さんの入りが違ってくるので、桜の見ごろはいつも気にかかるもの。幼い頃からいちばん身近な桜は、公演の合間にも見に行く祇園甲部歌舞練場の枝垂れ桜です。手入れが行き届いたお庭に咲く姿、杉苔との対比もきれい。祇園の春と桜は切っても切れないご縁です。〝舞台の花〟を楽しまれた後は、甘いもんがいいですね。舞妓さんモチーフのスウィーツや春限定のパフェはいかがでしょう。京都にはお山があって、川があって、そこに桜が咲く。桜の京都を歩いていると、「京都に生まれてよかった」としみじみ思うのです。

『婦人画報』2016年4月号掲載 2016年03月01日掲載

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