私的開運スポット

【2月・京都人ひみつの京案内】寒空の下でも、熱気十分。 節分会で立春招福を願います by 山口朋子さん

立春の前日に邪気を祓い、福を呼び込む節分。京の社寺では節分会が行われ、深夜まで多くの参拝客で賑わいます。毎年、私は仕事を終えると、「壬生寺」にお参りするのがお決まりです。外を歩くと、吐息は真っ白の寒さですが、境内は露店で埋め尽くされ、熱気も最高潮。豆撒きで鬼退治をする壬生狂言『節分』を観て、素焼きの皿・炮烙に名前や願い事を墨書きして奉納するのが習わしです。また、その足で近くの「元祇園梛神社」へ。祇園祭の始まりの地とされる古社で、お焚き上げの炎の前で、厄祓いで名高いご祭神に無病息災を祈願します。
厄除けといえば「田丸弥」の花供曽も欠かせません。お釈迦様の涅槃会のお菓子で、黒糖蜜を絡めた軽いあられです。お客様をご案内する際は、紫竹の本店へ。包装を待つ間、お茶とお菓子をいただきながら、ご主人とお話させていただくのも楽しみのひとつです。

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奉納された炮烙は、4月の壬生狂言の上演中に割られることで、厄除けが達成される。豪快に割られる様子は壮観。

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【壬生寺】  

律宗大本山の寺院。京都の裏鬼門にあたることから節分厄除大法会がはじめられた。2月2・3日は壬生狂言『節分』が上演され、4日はぜんざいの接待も。厄除けを祈り、炮烙に家族の名前や数え年、祈願を書いて奉納する信仰がある。
 
 
■壬生寺
京都市中京区中京区壬生梛ノ宮町31
Tel.075-841-3381
8時~17時
無休

2016年12月21日掲載

壬生寺

新撰組で知られる寺は、子どもの守り本尊

991年(正歴2)に創建された、延命地蔵菩薩を本尊とする古刹。壬生で結成された新撰組との縁で知られ、境内の壬生塚には芹沢鴨ら11人の隊士の墓があり、毎年7月16日の新撰組隊士等慰霊供養祭には全国からファンが訪れます。また、地蔵菩薩が子どもの守り本尊であることや、幼児の夜泣き止めや病気平癒のご利益も伝わる「夜なき地蔵」があることから、子どもにちなんだお守りも授かることができます。

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『婦人画報』2017年2月号掲載 2016年12月21日掲載

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