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【2月・京都人ひみつの京案内】寒空の下でも、熱気十分。 節分会で立春招福を願います by 山口朋子さん

立春の前日に邪気を祓い、福を呼び込む節分。京の社寺では節分会が行われ、深夜まで多くの参拝客で賑わいます。毎年、私は仕事を終えると、「壬生寺」にお参りするのがお決まりです。外を歩くと、吐息は真っ白の寒さですが、境内は露店で埋め尽くされ、熱気も最高潮。豆撒きで鬼退治をする壬生狂言『節分』を観て、素焼きの皿・炮烙に名前や願い事を墨書きして奉納するのが習わしです。また、その足で近くの「元祇園梛神社」へ。祇園祭の始まりの地とされる古社で、お焚き上げの炎の前で、厄祓いで名高いご祭神に無病息災を祈願します。
厄除けといえば「田丸弥」の花供曽も欠かせません。お釈迦様の涅槃会のお菓子で、黒糖蜜を絡めた軽いあられです。お客様をご案内する際は、紫竹の本店へ。包装を待つ間、お茶とお菓子をいただきながら、ご主人とお話させていただくのも楽しみのひとつです。

『婦人画報』2017年2月号掲載 2016年12月21日掲載

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