京都の正統派和食

【1月・ひみつの京案内】奇をてらわず、素材を生かす これぞ、京料理の真髄! by 笹岡隆甫さん

多様なスタイルの和食店があるなかで、私がつい足を運んでしまうのは、奇をてらわず、誠実で美味しい料理を出してくださるお店です。
 
「お料理はやし」は正統派の名店で、きちんとした料理を丁寧に出してくださいます。お店の花は、店主の林亘さんがご自分で山に植えた木や花。毎日切り出して活けるその誠実な姿に頭が下がる思いです。
 
「高台寺和久傳」にいらした時代からお世話になっている木山義朗さんが開かれた「木山」もお気に入りの一軒。木山さんのお人柄もあるのか、2017年の独立以来、あっという間に予約のとれない店になりました。
 
「弧玖」へは、3年前の開店時から毎月通っています。明るいお人柄のご主人前田翔さんご夫妻とは、家族ぐるみのお付き合い。 八寸の美しさ、また料理の説明も明快で分かりやすいので、また行きたいと思うのです。いずれのお店もカウンターでの楽しい会話のなかから、ご主人の料理に対する愛と想いが伝わります。

『婦人画報』2019年1月号 2018年12月10日掲載

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