次代による新展開

【5月・ひみつの京案内】伝統の世界を次代へつなぐ攻守のバランスが素晴らしい! by 小堀周一郎さん

小回りのきく京の土地柄か、伝統に携わる同世代の職人と出会い、意見交換する機会も多いもの。そのたびに新しい刺激をもらっています。  
 
仕事上交流が深い料理人の中でも、注目の30代が「実伶」の中尾雄三さん。茶懐石や割烹仕込みの和食に、すっぽんラーメン、柑橘の天ぷらなど、独創的な料理を織り交ぜた意欲的なメニュー構成が見事です。また、上七軒「knot café」のチョコレートきんとんを手がけ話題なのが、西陣の京菓子司「塩芳軒」。歴史ある店を変えずに守る一方、豊かな感性でコーヒーに合う和菓子作りに挑まれている点に共感します。
 
衣や住の世界で注目しているのが、伝統的な結びの意匠をバッグやインテリアに生かしている「ふさとひも 宮本」の宮本武史さん。すべてを刷新するのではなく、一歩ずつ小さな変化を紡いでいる点が素晴らしい。長期的な視野で伝統を見ているからこその“挑戦”だと思います。

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すっぽんラーメン「丸唐麺」、2,300円。

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実伶  

祇園の割烹などで修業したご主人が、旬の一品を気軽なアラカルトで提供。好きなものを好きなだけ注文できるスタイルに地元の常連客も多い。締めに人気のすっぽんラーメン「丸唐麺」は、洗練された味わいの丸鍋にねぎ油を加えて中華風に仕立てた一品。
 
実伶
 
京都市中京区竹屋町通室町東入ル亀屋町143-2
Tel. 075-251-2007
17時~22時 (L.O.)
水曜休み

2018年04月02日掲載

2018年5月号 2018年04月02日掲載

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