桜色の京都

【4月・ひみつの京案内】心弾む京の春、暮らしのすべてが桜色に! by 鈴鹿可奈子さん

しだれ桜や山桜が古都を美しく染める季節。自然と心が華やぎ、日用の文具やギフト、装いにも、〝桜〟を感じるものを選びたくなります。お手紙を書くときは、「嵩山堂はし本」の絵葉書で。当代の娘さんで、日本画家の山﨑鈴子さんが描く桜は、はんなりとした色や絵柄が愛らしく、京の春そのものの風情で大のお気に入りです。
 
外出の際は「染司よしおか」のストールを巻いて。可憐な桜色は、平安時代と同じ、紅花染めで表現されているそう。匠の手仕事を通じて、古人の桜への思い、高い美意識や探求心に触れる思いです。
 
そして、毎年心待ちにしているのが、京生麩「麩嘉」の「桜麩饅頭」です。桜の葉の香りとふわふわの生麩、柚子味噌風味の餡のハーモニーが絶妙で、春の口福を五感いっぱいに感じています。

『婦人画報』2018年4月号掲載 2018年03月09日掲載

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