今週のだるまさん

心外無法 満目青山

日本最大級の禅寺の塔頭「妙心寺退蔵院」の副住職 松山大耕さんによる「禅語」解説。禅の教えや悟りの境地をあらわした「禅語」には、今日も明日も、心豊かに暮らすヒントが隠されています。毎週月曜日更新。

 

170821_shingemuhou_manmokuseizan

 
 
[しんげむほう まんもくせいざん]心のほかに法はありません。見るもの、聞くもの、すべて自分と受け取っていくのです。
 
心の外に法はない。これがきれいだとか楽しいとか苦しいとか、そういった感情やルールを作っているのはすべて自分の心なのです。
 
目の前に鮮やかな山が見えるのは、あなたのこころが澄み渡っているからです。もし、あなたの心が曇っていたら、いくら目の前に美しい景色があってもその美しさを感じることはできないでしょう。
 
野に咲く花が美しい。そう感じるこころが美しいのです。
 
 
“shingemuhou manmokuseizan”
 
Outside mind there are no things, yet the eyes are filled with blue mountains.

まつやまだいこう●京都生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科修了。2011年日本の禅宗を代表しヴァチカンにて前ローマ教 皇に謁見、2014年には日本の若手宗教家を代表してダライ・ラマ14世と会談し、世界のさまざまな宗教家・リーダーと交流。2014年より世界経済 フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席するなど、世界を股にかけ、宗教の垣根を越えて活動中。次世代を代表する若手宗教家の一人。著書に、『大事なこと から忘れなさい ~迷える心に効く三十の禅の教え~』など。
 
文=松山大耕 写真=伊藤 信 イラスト(だるま)=瞳堂
 

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