今週のだるまさん

行住坐臥

日本最大級の禅寺の塔頭「妙心寺退蔵院」の副住職 松山大耕さんによる「禅語」解説。禅の教えや悟りの境地をあらわした「禅語」には、今日も明日も、心豊かに暮らすヒントが隠されています。毎週月曜日更新。

 

170605_gyoujyouzaka

 
[ぎょうじゅうざか]起きてる時も、歩いているときも、坐っているときも、寝ているときも。日常の立ち居振る舞いがすべてを物語ります。
 
 
修行道場の老師様にご挨拶に行くと、老師との面会の前に必ず年長の修行僧の方がお茶を淹れてくださいます。
 
お茶の淹れ方、襖の開け方、足音、衣の着方など見ると、だいたい何年修行されてるなというのがわかります。道場では朝から晩まで、ずっと張り詰めた環境の中で生活していますので、長年そういうところで心身ともに鍛えると、自然と日常の立ち居振る舞いに反映されてくるのです。
 
食べるときも、歩くときも、座っているときも、寝ているときも。常にこころを整え、緊張感で満たしていると、自分の所作や話し方、呼吸の仕方などすべて変わってくるものです。
 
 
“gyoujyouzaka”
Walking, standing, sitting, lying. (In all your actions and everything you do, be aware!)
 

まつやまだいこう●京都生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科修了。2011年日本の禅宗を代表しヴァチカンにて前ローマ教 皇に謁見、2014年には日本の若手宗教家を代表してダライ・ラマ14世と会談し、世界のさまざまな宗教家・リーダーと交流。2014年より世界経済 フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席するなど、世界を股にかけ、宗教の垣根を越えて活動中。次世代を代表する若手宗教家の一人。著書に、『大事なこと から忘れなさい ~迷える心に効く三十の禅の教え~』など。 
 
文=松山大耕 写真=伊藤 信 イラスト(だるま)=瞳堂
 
 

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